家庭菜園で作った野菜、庭の土・・・不安に思っても自治体や政府は検査してくれません。
それなら自分で頼んじゃおう!・・・でもどうやって?
このページでは放射能検査サービスに出す方法と、今までに私達が依頼した放射能検査機関をご紹介します。
1)検査機関を選び、連絡する→放射能検査を受けたいことを伝え、申込書を郵送してもらう
(HPから申込書がダウンロードできるところもあります)
2)申込書に指定してあった方法で検体を送付する。
・フードプロセッサーか、なければ包丁で細かく刻む。
・土や飼料の場合はよく乾かし、石や草などを取り除いてから入れる。
・ジップロックの袋、もしくはタッパーに入れる。
3)検査機関から報告書が郵送されてくる。
検査機関のサービス・料金はそれぞれ違います。検体や知りたいことに応じて選びましょう。
特に、元々自然放射性物質が含まれている土壌や、カリウムが多い食品などは、核種が特定できない機械で測定すると正確な値は出ません。
こういったものを測りたい場合は(たとえHPに「セシウム134とセシウム137が測れます、と明記してあっても)あらかじめ検査機関に「この機械で核種は特定できますか?」と問い合わせておくことが必要です。
また、検出下限値も重要です。現在きのこ・山菜など以外で10bq/kg以上のセシウムが検出されるのは稀です。検出限界値が10bq/kgの検査機械にかけてNDだったからといって、その検体がゼロbq/kgであるということにはなりません。
以下に紹介するのは私達りんごほっぺの会や協力者の方が実際に利用してみた検査機関です。よろしければご参考になさってください。
使用検査機器:(株)テクノエーピー TN300B
検査金額:食品 1,500円
結果までにかかる時間:
○ポイント:検査結果をどう捉えたらいいか?などちょっとした質問も気軽にできる。
×ポイント:
子育て中のママが頑張っています。(株)テクノエーピーのTN300B、土壌・肥料コース2500円など。http://nagano-bq-check.cool.mepage.jp/index.html
株式会社八進 http://gamma-spectrometer.com/
使用検査機器:EMF211型γ線スペクトロメータ
検査金額:
結果までにかかる時間:
○ポイント:申し込みをすると土を入れる容器や袋 を送ってもらえたので採取しやすかったです。
×ポイント:
土壌調査900mlコース通常6500円。Cs134定量下限値15Bq/kg、Cs137定量下限値10Bq/kg。測定機器EMF211型γ線スペク トロメータ。北信の土壌調査プロジェクトとして数をまとめたので1検体6,000円で測っていただきました。送料別。
C-ラボ 未来につげる東海ネット 市民放射能測定センター http://tokainet.wordpress.com/hsc/
使用検査機器:2インチNaIシンチレター
検査金額:
結果までにかかる時間:10日程
○ポイント:
×ポイント:
土壌を1検体2000円で測定していただきました(送料別)。土壌は下限値10Bq/kg。依頼書を送って指示された日に検体を2kg送ります、10日ほどで検体と一緒に分析結果報告書が届きました。
IRIS放射能検査サービス http://iris24.web.fc2.com/
使用検査機機:CsI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ
(株)テクノエックス社製 FD-08Cs100
検査項目:ヨウ素131、セシウム134、セシウム137
検査対象:食品・肥飼料(土壌含む)・廃棄物
検査金額:食品100g:1575円~ 土壌100g:2625円~
※検査のサンプル量によって価格は異なる(サンプル量が多ければ多いほど下限値は下がります)
結果までにかかる時間:現在のところ即日対応して頂ける為、検体が向こうに届いてから1~2日で電話で速報。その翌日には報告書も郵送してくれる。
○ポイント:検査必要量が少ない(100g,500g,1000g,1500gで受付)。
検体量が多い方が検出下限値は下がるが、逆に10bq/kg以上あるとあらかじめ見込める場合は100gですむ。例えば東日本の土壌などは、10bq/kg以下はもう稀な為、検体量は100gあれば大丈夫。
長野県内であれば検体を集荷に来てくれる(※別料金・以下)。
≪集荷料金≫
上小地域+立科町:随時集荷 1050円/回
佐久地域-立科町:木曜集荷 2100円/回
長野地域+嬬恋村:月曜集荷 2100円/回
北信地域 :月曜集荷 3150円/回
松本・諏訪地域 :水曜集荷 3150円/回
×ポイント:核種までは確定できない。
例えば土壌などは元々自然由来の放射性物質(ビスマスなど)が含まれているが、それらの放射線をセシウムと分けて測ることが出来ないため、検査結果からそれら自然由来の放射線と思われる一定量を割り引いて推測することになる。カリウムが多い食品も同様。
株式会社科学技術開発センター http://www.avis.ne.jp/~kgk/main.html
使用検査機器:ゲルマニウム半導体検出器
検査項目:放射性ヨウ素及びセシウム
検査金額:要問合せ
※ちなみに りんごほっぺメンバーが頼んだ際は、湧水の放射能測定 1検体(水2L)検出下限値1Bq/kg 15,000円(税別)でした。
結果までにかかる時間:数日
○ポイント:長野市内の民間企業でゲルマニウム半導体検出器を持っているのはここだけだそう。土壌や大気の測定もしていて、数がまとまればお安くしていただけるようです。
近所だったので検体は取りに来て下さいました。
×ポイント:HPには「お問い合わせください」としか載っていないので、申し込みに際しては全部電話かメールで聞く必要があります。
使用検査機器:ATOMTEX社製AT1320A
検査金額: 500 円
結果までにかかる時間: 1検体1L30分 基本的に食品のみ 1回2検体まで
場所:黒姫駅前萬屋酒店2F
※2012年12月17日までの毎週月曜日申込み受付午前9時~午後3時
問い合わせ先:「黒姫駅前みんなの測定所」運営チーム 080-4479-1170(9:00-18:00)
○ポイント:
×ポイント: